板倉賢一/可視化情報処理

システム研究室

板倉 賢一(Ken-ichi, ITAKURA)教授 (工学博士)


当研究室では、二つの大きな「可視化(Visualization)」に関するテーマを扱っています。一つは、様々な計測データに基づき地下や岩石、岩盤内部等の見えない領域の可視化、モデル化です。もう一つは、情報美学の一環として、自然造形や人工造形の美を数理科学的に探ると同時に、鑑賞、評価する側の感性をも計量化、可視化しようとするものです。「元気のいい」諸君に、以下に示すテーマを担当してもらいたいと考えています。それぞれの分野のフロンティアを、わずかでも共に押し広げましょう。得られた成果は、人類や社会への貢献そのものです。

  1. AE計測データに基づいたき裂系フラクタルモデルの構築とその応用
    実規模の破壊(微小地震データ)と、室内実験で発生した破壊(AE:微小破壊音)を対比し、微少き裂群のフラクタル性について検討する。また、その結果に基づいてき裂系フラクタルモデルを構築する。 ⇒ AE計測、フラクタル解析、画像処理解析
  2. マイクロ破壊試験における共試体内部構造と破壊過程に関する基礎研究
    数ミリ角の材料共試体を用いて、顕微鏡下で破壊実験を行う。その破壊過程と共試体内部構造の複雑さとの関係を明らかにし、破壊シミュレーションと対比する。 ⇒ マイクロ破壊試験、マイクロテクトニクス、破壊力学
  3. 物体の破壊シミュレーションと3次元動画表示
    物体に力を作用させた場合の変形、破壊、破砕の様子を数値計算によりシミュレートし、動画表示すると共に、実際の破壊形態、破砕物等との関係を探る。 ⇒ 拡張個別要素法、破壊力学、動画処理解析
  4. さく孔機械量データのクリッギングによる地層構造推定システムの開発
    トンネルで岩盤さく孔中に記録された機械量データに対して、クリッギングにより3次元地層構造を推定、表示するシステムを開発する。また、このシステムでは推定結果を用いて、岩盤分類、最適支保パターンの提案も行う。 ⇒ さく孔機械量データ計測、多次元信号処理、画像処理、ソフトコンピューティング、クリッギング
  5. ソフトコンピューティングを用いたトンネル打音検査システムの開発
    コンクリート壁面の打撃振動、打撃音をソフトコンピューティングの手法により解析し、その健全性を診断評価し、トンネル全体の健全性評価マップを可視化表示する。 ⇒ 多次元信号処理、音声認識処理、ソフトコンピューティング、画像処理、打音検査実験、波動伝播シミュレーション
  6. 複合仮想現実空間を用いた可視化データ・マイニング・システムの開発
    仮想空間内に構築した都市や作業現場モデルと現実空間をGPSデータに基づき重ねあわせ、現実空間に関する種々の情報を原位置で提供できるシステムを構築する。 ⇒ VRML、Java、画像処理、動画処理、データベース、インターネット、GPS、GIS
  7. 画家の作風のコード化に関する研究
    1人の画家の作風を数理科学的に追求し、入力画像をその作者の画風のように返還する画像処理ソフトウェアを作成する。これにより、その画風の背景にある技巧、美意識を解明できるかもしれない。 ⇒ 画像処理、形状学(Morphology)、情報美学、計量心理学
  8. CG作品
    独自の画像処理、動画処理、音声信号処理技術を開発し、あるコンセプトに基づいて動画CG作品を制作する。各種コンテストに出品可能なレベルとする。 ⇒ 画像処理、動画処理、音声信号処理

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